こんばんは、家の畑でハクサイを育てています。小さな庭なので手入れ自体はそこまで大変ではないのですが、青虫やバッタに葉っぱを食べられてしまい穴あきの葉っぱがいくつか散見されます。今のところ順調に葉っぱが伸びてきてくれているのですが、収穫できる時期までに虫たちに食べられないように害虫駆除頑張っていこうと思います😊
ということで、今回はマルチタイムフレーム分析のお話をしていこうと思います。マルチタイムフレーム分析って聞いたことありますか?今回のお話は少し上級者向けになると思いますが、短期トレードを行う上で切っても切り離せないくらい重要な知識となります。簡単な内容ではないのですが、ぜひお付き合い頂ければと思います。
1.トレンドフォロー戦略について
マルチタイムフレームの話をする前に、まずトレンドフォロー戦略について述べたいと思います。トレンドフォロー戦略。その名の通りトレンド(傾向)に従って、ポジションを取っていく戦略です。エントリーで仕掛けをする際にチャートの値動きを見て上がっている、もしくは上がり続けている、ここから上がりそうだという曲面に対して値動きの向かう方向にポジションを取る戦略です。上昇し続けていたら、まだ上昇していくだろうから買いでエントリーを仕掛ける。下降していたら、これからもっと下がっていくだろうから空売りを仕掛ける。といったように値動きが動いている方に対してポジションを取っていく戦略となります。
また、トレンドフォロー戦略とは別に、カウンタートレード戦略というものがあります。こちらは意味合いとして相場の行きすぎを判断して、現在の市場感情に逆らって売買を行う逆張りの手法といったような説明となります。相場の流れにおいて、急激な勢いを伴って過剰に上がり過ぎたり下がり過ぎたりした場合に値動きが反発するタイミングがあります。その反発するタイミングを狙って相場の流れに逆らいポジションを取る戦略となります。トレンドフォロー戦略は「順張り」と言われるの対して、カウンタートレードの手法は「逆張り」と言われます。
私個人的な思惑としては、上でも下でも相場の流れは勢いの強い方にポジションを取った方がうまくいくと感じています。従って、基本的にトレンドフォローの戦略の方が良いパフォーマンスを引き出せると感じています。というか、カウンタートレードの手法に関しても結局はトレンドフォローと似たような話ではないのかと感じております。つまりどういったことかと申しますと、流れに逆らって反発するであろうという根拠のもとにポジションを取るわけですから、結局は今後の値動きの予測向きに対してポジションを取っているわけであるので、このような局面でこのようにポジションをとったから「これはトレンドフォローの手法だ!」とか「これはカウンタートレードの手法だ!」とか、この2つの戦略・手法に関して明確な定義というものは存在しないと考えています。
2.マルチタイムフレーム分析とは
では次に、マルチタイムフレーム分析についての内容となります。それでは早速、百聞は一見に如かずということで私お手製の下の図をご覧下さい。
この図はチャートの流れを図に例えたものです。線の太さが歪だったりするところはご愛嬌ということで(笑)。
赤の矢印
まず赤の右上に伸びる矢印ですが、これは歴史的に見て株式市場の全体を表した場合に過去数十年以上前からカウントして現在に至るまで上昇傾向にありますよ。ということを示唆する意味合いで左下から右上に矢印を書きました。つまり、チャートの大局観として時間軸経過に伴って値動き全体としては上昇傾向にあるという超長期的な相場の流れのことです。その背景には、私たちが日々生活を送っているこの世界で世界経済全体の発展に伴い過去から現在そして未来へ向かうにつれて上昇していくということを表しています。分かりやすい例でいうと、NYダウなどの米国経済指数を年足チャートなどで確かめてみると一目瞭然ですね。
青の矢印と黄色の矢印の関係性
先ほどはチャートの概念といった抽象的な内容でしたが、この青の矢印と黄色の矢印についてチャート上では黄色の矢印を含む形で青の矢印が存在しているということになります。青の矢印は図では↑、反転し↓、更に反転し↑といった具合で上下しておりますが、黄色の矢印は上下の動きを小刻みに繰り返しながら最終的に上方向へ伸びていることが伺えます。図の中で青矢印が年足、月足、週足、日足、黄矢印が4時間足、1時間足、15分足、5分足という形で書いていますが、正確には週足の下位足は日足になりますし、5分足から見て1時間足は上位足ということになります。現在見ている時間足に対して時間軸が長い足だとどれでも上位足と言えますし、反対に現在の時間足に対して時間軸が短ければ下位足と言えます。従って、日足や週足だから上位足であるといった形の定義ではありません。
そして、この上位足から下位足を包括するような値動きから現在の値動きがどの辺りに位置しているのか(下落局面なのか上昇局面なのかレンジ相場なのか)を分析することをマルチタイムフレーム分析もしくは環境認識といったりします。また重要な事柄として、トレンドの流れの強さ、威力に関しては時間足が上位足であればあるほどトレンドの力は大きくなります。一方でエントリーを仕掛けるタイミングとしては時間足が下位になればなるほどエントリーの精度としては上げやすくなります。従って、上位足でエントリーする方向を決めて、下位足でタイミングを見定めるというのがトレードにおける定石なります。
3.日経平均チャートを使って解説
では最後に、日経平均チャートを使ってマルチタイムフレーム分析で実際どのような相場の流れかを解説して行きたいと思います。以下は週足(上)と日足(下)の日経平均チャートになります。
上図週足チャートは説明に不要な部分は半透明でマスキングしています。そして、赤枠部分をピックアップして拡大したものが下図日足チャートとなります。実際このチャートで申し上げたいのは、どちらのチャートで見ても上昇していることが一目でわかるのですが、その上昇の仕方について、上図週足チャートではほぼ一直線上に上昇しているのに対して、下図日足チャートでは上昇を伴いながらも所々下落やレンジ相場を作りながら最終的に上昇に向かっていることが分かります。つまり、2章でも述べた通り時間軸の大から小へと順番に見ていくことで、エントリーする方向を見定めてエントリータイミングを見計らうことができます。特にこの時間足を変更して見るという作業は大から小のみならず、小から大へと見たりして何度も何度も繰り返し順番に見ていくことによって値動きの理解が深まることと思います。大→小、小→大、大→小、小→台といった具合でローソク足の変化を事細かく見ていくことが非常に大切です。
今回の内容は以上となります。是非、いろんな銘柄いろんな局面で時間足を変えてみてチャートの流れを確認してみてください。
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おまけ
これは日経平均の年足チャートです。実は日経平均は1989年にほぼ40000円代付近まで急騰していました。
つい最近40000円を超えて最高値を更新したという感じですね😮
これらの高騰要因をCopilotで確認してみました。
よく耳にする80年代後期のバブル経済。高度経済成長期が1番に来ていますね。また、金融緩和政策や海外からの資金流入。そして企業業績の向上とさまざまな要因が重なったとのとことでした。